子供が家でピアノの練習をしない‥親の心構え
子供が家でピアノの練習をしない‥親の心構え
こんにちは!
所沢&小手指のリトミック・みやもとピアノ教室の宮本理恵です。
子供にピアノを習わせている保護者さまにとって、1番のお悩みは「子供が家でピアノの練習をしない」ということではないでしょうか。
私にも自分から練習しない娘がいますので、状況やお気持ちがよくわかります。
ついつい「練習しないならピアノやめる?」と言いたくなりますがその前に。
子供にピアノを習わせるのなら知っておいてほしい、「自宅での練習の考え方」を3つご紹介します。

1 そもそも子供は一人でピアノの練習はできない
ピアノ講師歴20年。その経験上思うのですが、幼少期から1人で練習できる生徒さんは、ごくわずかです。
しかも幼い生徒さんはレッスンが終わると、音符も、どんな曲だったかも、すっかり忘れてしまうことが多い!一人ではどう練習したらいいか、わからないのです。
1人で練習できるようになるのは、もっと大きくなってからなのです!
(私の印象では、小学校2、3年生が分岐点のように感じます。)

家では全然ピアノを弾かないのにいざレッスンとなると、生徒さんは数回でも、しっかり集中してピアノを弾いてくれます。それはなぜでしょう?
子供は、誰かがとなりで自分の演奏を聴いてくれるから、がんばれるのです。

声かけやアドバイスは必要ありません。お掃除やお料理をしながらでもいいので、お子さまの練習するピアノの音に、耳を傾けてあげてください。
そして「どうだった?」と聞かれたら、良いところだけを伝えましょう!
とにかく弾いたことを褒めることが大切です!ミスや悪いところは、目をつぶってください。
お子様は、「もっとこう弾いたら?」なんてセリフ、全く期待していないのです!

2 ピアノの練習の優先順位を上げる
習い事、宿題、遊び、ゲーム、おやつ‥。子供たちには、やるべきことや、やりたいことがいっぱいありますね。
皆さまのご家庭では、ピアノの練習の優先順位は何位でしょうか?ピアノの練習を後回しにしていませんか?
ピアノの練習は、頭と集中力を使いますから体力が必要です。面倒くさくて当然。
平日は忙しいから週末に練習させようと思っても、結局、他の用事が押してしまったり疲れたりで「今日も練習しなかった‥」という状態が続いてないですか?

子供には、自分のスケジュール管理はできません。
毎日は無理でも「何曜日の何時にピアノ練習」とか、「毎朝必ず一回弾いてから学校へ行く」‥など。
家庭内での練習ルールを決めて、必ず練習時間を確保してあげてください。
休日であれば、お子様が元気な午前中の時間帯がベストです!
保護者さまが「まず先に、ピアノを練習してから〇〇しよう!」と優先順位を上げることで、お子さまにも、練習がいかに大切なことかが伝わります。
ご家庭でのピアノの練習の優先順位が低いようなら、お残念ですが、お子さまが練習を後回しにして当然なのです。

さて、いざ練習となった時に気をつけてほしいのは、練習課題を「少しがんばれば、クリアできるくらいの量にすること」
はじめから高いハードルを設置してしまうと続きません。
練習の習慣化が目的なので、習慣がつくまでは一曲でも一回もいいのです。
すぐ飽きてデタラメな曲を弾きだしても、どうかやめさせないでください。ピアノで楽しんでいるのですから!
3 誰とも比較せずに、その子だけを見て、笑顔で褒める
幼い子供にとって、保護者さまの笑顔こそが1番のご褒美ではないでしょうか?
保護者さまにはぜひとも「昨日よりも上手に弾けたね!がんばったね」などと、具体的に褒めてほしいと思います。
これは、親子だからこそ難しいケースがあります。(私がそうです。)
特に、お母様がピアノを弾ける場合、「私が小さい時はもっと練習してたのに‥」と比較してしまうことが多いです。
(この点では、ピアノを弾けないご両親のほうが「両手が別々に動くなんてすごいね!」と、素直に褒められているようです。)
ピアノは、人と比較しても良いことはありません。比較していいのは、過去のその子だけです!

ピアノが弾ける保護者さまなら、「ピアノが弾ける」ということがどんなにすばらしいことか、笑顔で、夢を持って伝えてあげましょう!
「練習しないから」と言って、あっさりレッスンをやめさせないでください。
練習しないなら「なぜ練習しないのか?どうしたら練習するか」をピアノの先生に相談しましょう!
ママが一緒なら練習できる、弾きたい曲なら練習する、簡単な曲なら練習できる‥など、改善策はたくさんあります!

大きくなった我が子に「ピアノを続けさせてくれたらよかったのに‥」なんて言われてしまうケースもよく聞きます。
実際にある調査では、ピアノレッスンをやめた理由のトップが「練習しないから」だそうです。
楽譜を見れば自然に左右の指が動き、その音楽をイメージできる‥子供の頃に身につけたピアノのスキルは、一生ものです!
(大人の初心者にとって、このスキルを身につけるのは本当に大変です)
ピアノは、1〜2年で身につくほど簡単な楽器ではありません。親としても一生弾かせるくらいのつもりで、ドンと構えましょう!
音楽は一生もの!どうか細くても長く、ピアノを続けさせてください。
いつか大きくなったお子さまに「ピアノを習わせてくれてありがとう」と、感謝される日が来るはずです。

