所沢のピアノ教室、カフェでミニ発表会を開催する理由
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所沢のピアノ教室、カフェでミニ発表会を開催する理由
こんにちは!宮本理恵です。
この秋、所沢駅から徒歩15分の図書喫茶カンタカで「ピアノのミニ発表会」を開催します!
カフェに置いてあるピアノは、世界三大ピアノのうちの一つ、ベーゼンドルファーです!(あとの二つはスタインウェイとベヒシュタイン)
なぜ今回、このようなカフェでミニ発表会をするかというと‥
生徒さんの、正直は二つの意見を汲んだら、このような形となったのです。
理由1 ピアノの発表会は緊張するから出たくない
まず一つ目は「ピアノの発表会は緊張するから出たくない」という生徒さんのご意見。
人前でピアノを弾くのは、本当に緊張しますし、私は手も足も震えます。
けれど、人前で演奏するということが、どれだけ上達と人間的成長に繋がることか!
発表会を避けていたら、ピアノの成長曲線は、ゆるやかになります。
「いつかそのうち‥」なんてのんびり構えていると「いつまで経っても上達しないから、ピアノやめる」ということになりかねません。
今回は極力「人前でピアノを弾く」というハードルを下げましたので、ご来場はご家族のみ。
じいじばあばや、お友達を呼ぶスペースはありません。
今回の会で「自信」や「達成感」を味わってもらい、次回は大きなステージでも、のびのびと演奏してほしいと願います。
理由2 音ゲー、JPOP、ボカロ‥好きな曲を弾きたい
カフェで行う二つめの理由は「弾きたい曲が弾ける場所を提供すること」です。
実は、前回の発表会後のレッスンで、クラシックを弾いたある生徒さんから
「本当は、違う曲がよかった」と言われてしまいました。
そのときは、生徒さん一人一人に弾きたい曲をリサーチして選んだのですが、どうやら「クラシックじゃなきゃいけない」と思っていたようで、本当の気持ちが言えなかったようです。
本当は、Adoとか、YouTubeで聴いてる曲が弾きたかった‥
この意見を踏まえ今回、カフェを会場にすることで、JPOPもKPOPも、ラップも音ゲーも、ボカロだっていいことにしました。
これには賛否両論あると思います。
ピアノはクラシックが基本で、ピアノ教本もクラシックが中心ですが、そんな教本を弾きながら、生徒はある日
「いつまでたっても知らない曲ばっかりで、ピアノってつまんない」と思ってしまうのかもしれません。
令和の時代、ストリートピアノでウケるのは、クラシックよりもノリの良いポップスや音ゲー、ボカロなどです。
ピアノは長い年月をかけて習うもの。だったら1回くらいは、自分の弾きたい曲で、思いっきり自己表現する会があっていいのでは?
この考えが功を奏して「人前で弾きたくない」と言っていた生徒さんたちが「出てもいい」と言い出しました!
「弾きたい曲が弾ける」ことで、生徒さんのモチベーションは驚くほどに上がります!
実は学びの多い、クラシック以外のジャンル!
日々のレッスンでは「ピアノで、どうやってオリジナル曲に近づけられるか?」を突き詰めてレッスンしています。
ゲーム音楽だったら、場面転換や、ゲームならではのスリルを、演奏で表現できるように。
ポップスの場合は、ブレスや抑揚、言葉のニュアンスを、強弱やアクセント、音色で表現できるように。
オリジナルを注意深く聴き、音楽を「深く」追求することができています。
また、クラシックではなかなか出てこないコード、音楽用語、リピート記号。
指使いも書いていないものが多いので、自分で考え作り上げなければなりません。
さらに、ポピュラー曲は長いので、結果的に長い曲にも取り組めるようになっていきます。
なんと言っても、リズムが難しいのがポピュラー曲の特徴!教本では出てこないリズムも、身体で覚えて弾けるようにしていきます!
今回のピアノのミニ発表会をバネにして、次回は、大きなホールでも「出てよかった!また出たい」思ってもらえるように‥
生徒さんの音楽的、人間的ご成長を心より応援しつつ、日々レッスンしています。
前回の発表会の様子はこちらからどうぞ