カワイのピアノグレードテストって何?受験するメリットとは?
カワイのピアノグレードテストって何?受験するメリットとは?
こんにちは!みやもとピアノ教室の、宮本理恵です。
ピアノのグレードテストとは何かというと、ピアノの実技試験のことです。
どのピアノの教本にも、これはできるようになってほしいという目標があり、レベルがあります。
グレードテストというのは、指定されたテスト会場で、事前に指定されたピアノ課題曲を演奏し、そのレベルに達しているか、試験官に判定してもらう、実技試験のことです。
ちなみに、カワイ音楽教室のグレードテストは、生徒さんの級は16〜7級まで。
そこから上は、指導者、演奏者のレベルです。
ピアノのグレードテストは「実技試験」を経験できるチャンス
私は子供の頃、グレードテストとは無縁のピアノ教室に通っていました。
今こうして、ピアノを指導する立場になってみて、グレードテストの良さを実感しています。
生徒さんには、ぜひ積極的に受験してほしい。それはなぜか?
グレードテスト当日、同じ級を受験する生徒さんが、何人も試験会場に入って、同じ曲を弾きます。
年齢も、それぞれ。大きい子もいれば、小さい子もいます。
自信満々で弾く子、ものすごい速さで弾く子、丁寧に弾く子など。
発表会とは違って、みんな同じ課題曲を弾くので、どうしても他人と自分の演奏を、比較してしまうのです。
でも考えてみると、子供の成長に伴い、テスト、受験、就職活動など、長い人生において、たくさんの試験が待っています。
比較される事を恐れてはいけません。
グレードテストは、幼い頃から「試験」というものを経験できる、またとないチャンスなのです!
日々のレッスンでしっかり課題曲を弾きこなし、合格が見込めるようになってから、試験を受ければ大丈夫。
お名前が呼ばれたら、自分で楽譜を譜面台に置く。椅子の高さや、鍵盤のポジションを確認する。1曲目と2曲目の間に、一呼吸おくなど。細かなところまでトレーニングしていきましょう。
ピアノのグレードテストを受ける最大のメリットは、
自分らしい演奏とはどんな演奏なのか、考えることができること。
同じ曲でも、弾く人によってこんなに違うのだ、という、「気づき」や「発見」があるのです。
おそらく、私たちピアノ講師のお手本演奏を弾くより、同い年くらいの子の演奏を、直に聴く方が、良い刺激になるのではないでしょうか。
ピアノも「テスト」があれば練習するし上達する
なぜ中学校には定期テストがあるのでしょう?
それは、テストがあると、生徒が良い点を取ろうとして、勉強するからです。
ピアノも同じで、「グレードテスト○級に合格する」いう目標を設定すれば、合格したいので、生徒がピアノを練習します。
ピアノ教本が終わる毎に、グレードテストを受験していけば、結果的にピアノの上達につながります。
ただなんとなく、日々の宿題をこなすピアノレッスンではなく、具体的で、継続的な目標を設定することで、レッスンも練習も、より意義のあるものに変わっていきます。
ピアノ教本を一冊終えるには、早くても数ヶ月〜半年、だいたい1年はかかるはずです。
長い間、時間をかけて練習し、ピアノ教本を終えたのですから、その記念として。力試しとして。
グレードテストにチャレンジしてみませんか?
目標に向かって努力し、本番を経験することで、お子様はきっと、一回りも二回りも成長してくれるはずです。