電子ピアノ、家のどこに置くかで練習量が変わります
電子ピアノ、家のどこに置くかで練習量が変わります
こんにちは!宮本理恵です。
5月のお月謝半額キャンペーン時にご入会された生徒さんから、うれしいご報告が、続々と届いています。
「電子ピアノ、買いました」
「中古ピアノ、下見してきました」
「ネットで注文した電子ピアノ、組み立てました」
「電子ピアノが来たので、家で弾かせたいのですが、このレベルでも練習できる曲ありますか?」など!
家にピアノが届いたことで、生徒さんだけでなく、ご家族全員の気分も上がっているようです!
「せっかくピアノ購入したのに、子供がだんだんピアノを弾かなくなった…」というのは、本当によくある話。
そう、ピアノは購入すれば「はい終わり」ではなく、その後「継続して弾くこと」が重要です。
残念ですが、ピアノの先生とお子様に力だけでは、自宅での練習のモチベーションを保つことは、困難です。
ピアノ購入後の、練習環境づくりが必要不可欠!
今回は、電子ピアノ購入後、お子様が継続して練習をしたくなるような「練習環境づくり」のポイントをご紹介します。
子供が練習したくなるピアノの環境づくりとは?
まず、大前提として保護者さまにお伝えしたいのは、そもそも幼児さんから小学低学年くらいまでは、「一人ではピアノの練習をしない」ということ。
お子様に「どうだった?」と聞かれたら、「上手だった」とすぐに答えられるような、保護者さまがいつもいる場所の近くに、ピアノを置いてあげましょう。
そうなると、やはりリビングがベスト!
「大きくて邪魔だから」と言って、二階の寒い部屋に置いたりすると、それだけでもう練習が面倒になります。
いつでも、お子様が思い立ったら、すぐ弾けるような場所に置いてあげましょう!
電子ピアノの置き場所だけではなく、練習環境づくりも大切です。
● ピアノの周りにおもちゃなど、お子様が気になるものを置かない
ただでさえ集中力短い幼児さんは、すぐおもちゃに気持ちが移ってしまいます。
● テレビは消す
CMの音楽が聴こえたりしたら、集中力が途切れてしまいます。
● 足台を使用し、椅子の高さを調整する
椅子の高さが合ってない、足台がないなどが原因で、姿勢の良くない生徒さんが見られます。
レッスンでどんなに良い姿勢を指導しても、家でも同じ姿勢で弾かなければ、効果がなくなってしまいます。
ピアノ専用の足台でなくても良いので、足がブラブラしないよう、足台を設置しましょう。足がブラブラしていると集中できません。
椅子の高さでおすすめしたいのは、ピアノ練習風景を横方向から撮影してみること。
ピアノは、発表会などの本番でも、横からの姿勢を見られます。
横から撮影すれば手首が下がっていたり、背中が曲がっていたりするのが一目瞭然!
ピアノの先生が対応してくれるのなら、一度オンラインレッスンを受けるのも良い方法です。
ご自宅での姿勢をチェックしてもらうことができます。
ピアノを変えていけば、一生継続できる
私は、これまでのピアノ人生において
アップライトピアノ→レンタルのアップライトピアノ→電子ピアノ→ピアノ教室のレンタルピアノ→グランドピアノというように、ライフスタイルに応じて、ピアノを替えながら続けてきました。
一番最初、自宅のピアノはアップライトピアノ(縦型)でした。
音大ではアップライトピアノをレンタルしました。音大を出て会社員になり転勤もあったので、電子ピアノに替えました。
入会すると、無料でグランドピアノの練習ができる音楽教室を見つけ、ピアノをずっと習ってきました。会社帰りに教室へ通っては練習していました。
引越しは過去7回経験しました。念願のグランドピアノ購入後、「楽器可」物件を探すのは大変でした。玄関にある数段の階段のために、結局クレーンを使って、ピアノを運搬したこともあります。
一戸建て購入の際は、床の補強も必要でしたので、20万円ほど費用がかかりました。
騒音のクレームも受けたこともあります。ピアノの処分をしたこともあります。
一生ピアノを弾き続けるための環境づくりは、とても大変だな…と痛感します。
それでも今は、電子ピアノの他に、便利なサイレントピアノ(アコースティックピアノに消音機能がついているピアノ)があります。
アコースティックピアノであっても、ピアノの足に設置する消音用のインシュレーターや、防音専用のじゅうたん、防音カーテンもあります。防音パネルは、とても消音効果があり、私も使用しています。
また、ピアノを借りられる音楽スタジオをネットで検索すれば、たくさん出てきます。公民館にピアノサークルがあるところもあります。人前で弾きたくなったら、駅ピアノもあります。
ピアノが弾けるというスキルは、一生もの。ピアノが弾けることで、人は幸せになれる。
せっかくピアノ習うのでしたら、成長やライフスタイルに合わせて、ピアノも柔軟に。どうか末長く、ピアノのある生活を楽しんでほしいと思います。