ピアノの発表会は選曲が命!やる気を引き出す一曲を!

ピアノの発表会は選曲が命!やる気を引き出す一曲を!

こんにちは!みやもとピアノ教室の宮本理恵です。

春!近くの桜通りの桜も満開!

さあ、生徒の皆さん!夏の発表会では何が弾きたいかな?

ピアノの発表会は選曲が命です。一人一人のピアノ人生に刻まれる、大切な一曲。だからこそ選曲は、生徒さんと話し合い、十分に時間をかけて行う必要があります。

「今回は絶対にこれを弾きたい!」と思えるような曲を選べば、モチベーションが上がり、自然とピアの練習量が増え、結果的に上達することができます。

まだちょっと無理かな?と思うようなレベルの高い曲でも、本人が気に入ると、意外と弾けてしまうことも多いです。生徒さんの可能性は、無限大!

幼い生徒さんは、まだ経験が少ないので、素敵なピアノ曲にめぐりあう機会も少ないもの。

発表会でお友達の曲を聴いたり、演奏会に行くことは、とてもよい刺激となります。

一人一人の夢を叶える発表会にしたいから

生徒さんや保護者さま、一人一人の夢を叶える発表会にしたいから、曲も参加形式も、生徒さん一人一人に対応しましょう!

●「◯◯がいい!」と曲をリクエストしてくれる生徒さん

基本的にその曲で、よいアレンジものを選びます。ポピュラー曲なら、ネット上にたくさんのアレンジが掲載されています。

その子のレベルに合ったアレンジを選ぶことが成功の秘訣!

難しかったり、長すぎる場合は、一部カットしても良いでしょう。

●「何でもいい!」という生徒さんには、さまざまなジャンルから、きれいな曲、カッコいい曲など。

その子が好きそうで、なおかつ、その子のテンポ感や、音色、好きのものに合ったものを選びます。

ここで、講師の知識量や経験値が問われます!

●「連弾がいい!」という生徒さんの場合、可能であれば、ご家族での連弾をご提案しています。

家族みんなで発表会を楽しめば、生涯において、忘れられない家族の思い出となるはずです。

お父様やお母様が発表会に参加されることで、「練習しなさい」から「一緒に練習しよう」に変わるので、生徒さんにとってもとても嬉しいようですし、学びもあります。

連弾は、ソロで弾くには難しい曲、長い曲、リズムの難しいポップスなどにも、チャレンジしやすいです。

連弾でお互いの音を聴くこと、相手に合わせること、自分の思いを「音」で相手に伝えることは、とてもよい音楽経験となります。

●「歌がいい!」という生徒さん

その子の声の質や、音域、最後までしっかりと姿勢が保てるかなど踏まえ、移調も考慮しなければなりません。何曲か実際に歌ってもらい、その子の良いところが最も表現できる曲を選びます。

発表会で得られるものは、たくさんある

ピアノにはどうして、発表会があるのでしょう?それは

ホールでしか味わえない、空気感、緊張感、一体感など、本物ならではの美しい響きを体験することができるから。

発表会という、締切のある目標に向かって、コツコツと練習を積み重ねることで、上達し、達成感を味わい、音楽的にも人間的にも成長するからです。

10回のレッスンより1回の本番!とよく言いますが、発表会には、レッスン室では学べない感動があります。

何事も、実際に体験することです。体験することで、人は大きく成長します!

習いはじめだと「もっと上手になってから出たほうがいいのでは」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

幼い時期こそリアルな体験が大切です。今は、一本指でも演奏できるような、幼児用の楽譜が出版されています。

発表会という目標があれば、生徒さんは必ず上達します。ピアノの上達のグラフが、ぐんと上がるイメージです。この経験を、毎回繰り返していけば、相乗効果で、さらにピアノが上達します!

音楽は時間芸術です。人間は、二度と同じ演奏はできません。

発表会はそんな、儚くも、美しい貴重な感動体験を、お客様と一緒に、共有することができます。

日常とは違う、コンサートホールの大きなステージ。ピカピカの大きなグランドピアノに、眩しいスポットライト。客席には、たくさんのお客様。

たった数分の発表会曲のために費やした、努力と時間。

ぜひ発表会当日は、きれいに着飾って、思う存分、楽しい音楽の時間を味わってほしいです。

発表会終了!「感動しました」の舞台裏