大人のピアノレッスン再開!「中級の壁」をのりこえよう!

大人のピアノレッスン再開!「中級の壁」をのりこえよう!

こんにちは!

所沢市小手指「みやもとピアノ教室」の宮本理恵です。

最近、巣ごもり需要の影響で、まだまだピアノを再開される大人の方が増えてきています。

ピアノ経験者の方は、いざレッスンとなると「指が前みたいに動かなくて」「楽譜が読めなくて」とおっしゃいます。

けれど、実際に弾いてもらうと、身体が自然に反応して、指が動き出します。

そして、姿勢も美しい!l

小さい頃に身につけたピアノのスキルが、何十年経ったあとでも身についている証拠です。

皆さん、「嫌々ピアノをやっていました」「まじめに弾いてませんでした」などと謙遜しておっしゃるのですが、幼い頃ピアノを習っていた」という経験は、実は本当に、幸せなこと!

せっかく身につけたピアノのスキル、そのままにしておくのはもったいない!

身につけたピアノの基礎は、一生もの!

レッスンを再開される方のレベルは、人それぞれではありますが、だいたい小学生までピアノを習っていた経験者は

楽譜を読んで、その音に指を準備することができる

指番号を見て、正しい指を動かすことができる

2拍子、3拍子など意識して、拍子に乗って弾くことができる

これらの基礎が、しっかり身についている‥と感じます。

ピアノ初心者にとって、この一連の作業をこなすのは、実はとても難しいもの。

逆に、この作業を当たり前のことのように感じた人は、基礎ができています!レベルで言うと、ソナチネレベルでしょうか。

弾いてみたい憧れの曲をご本人にうかがうと、ショパンの「ノクターン」だったり、ドビュッシーの「アラベスク」だったり‥

実は、ソナチネレベルから、これらの「憧れの曲」に挑戦するには、大きな「中級の壁」が存在します。

これまで弾いてきた曲と、弾きたい曲の「作曲された時代が違う」のです。

時代が違うと、何が違うか?それは、ピアノ自体が改良され、進化したのです!

ソナチネが作曲された古典派から、ロマン派のショパン、ドビュッシーの印象派までとなると、100年〜200年も違う!

抵抗感のあるタッチになり、音の質が変わり、鍵盤数が増え、ペダルが付き、音量の幅が拡がりました。

作曲家も、改良されたピアノに合わせて作曲していきました。

これまで使用できなかった低音や高音、ペダル指示や音楽表現、強弱の指示など。

より細かい音楽表現の指示が楽譜に書かれるようになっていったのです。

だからこそ、バイエルからソナチネを弾いてきた方が、いざショパンやドビュッシーの楽譜を見ると、楽譜にある、複雑でごちゃごちゃした表記に、驚くのではないでしょうか?

レベルアップするためには、時代背景を踏まえ、新たな心持ちで始める必要があります。これぞ、中級の壁!そして、レベルアップの証!

ソナチネまでの経験者が感じる、中級の壁とは

「ソナチネ経験者の方が、大人になって初めて、ロマン派以降の作品(ショパンやドビュッシー)にチャレンジする」と想定します。

いったいどんなことで「壁」を感じるのでしょうか?そこには6つの「壁」が存在します。

①調号

バイエルやソナチネでは、付いてても2〜3個だったシャープやフラットが、4〜5個は当たり前!この壁をのりこえるためには、音階練習で、さまざまな調に慣れていくしかありません。

「ハノンピアノ教本」を使って、まずは24調の音階をマスターしましょう。24調もありますが、パターンが決まっているので、そこまで大変ではありません。

逆に、この24調全てをマスターすれば、もうシャープやフラットに惑わされることはないのです!

②左手の伴奏

ソナチネは、基本の和音で、ドソミソ‥とかドミソドミソ‥というように、伴奏パターンが決まっているものが多かったはず。

ロマン派以降は、和音の種類が増えて、非常に複雑になります。

音域が広がり、左手の伴奏も右手のメロディーも、あちこちに跳躍します。

流れるようなアルペジオ(分散和音)も多くなります。

これは、曲をたくさんこなしていくと、その作曲家の好きな和音や、伴奏パターンが掴めてくるようになります。ここまで来れば、もう上級の域!

③リズムの複雑化

拍子に乗って、リズムもきっちりとわかりやすく作曲されていたソナチネ。

ロマン派以降はどうなるかというと、たとえば1拍の中に、右手が4連符、左手が3連符というように、リズムが曖昧で掴みにくくなります。

これを克服するには

●お手本を聴いて、正しいリズムのイメージをしっかりと持つこと

●自分の演奏を、録画したり録音したりして、客観的に聴くこと

●メトロノームを使った機械的な反復練習

頭で考えながら弾くと、不自然なリズムになってしまいます。まずはたくさん演奏を聴いて、正しい音楽のイメージをしっかりと持ちましょう。

④テンポ感

ソナチネは、テンポを揺らして弾く指示など、めったにありませんでした。

ところがロマン派、印象派の作品は、全てメトロノームに合わせて仕上げてしまうと、逆に不自然でおかしな曲になります。

やりすぎはよくないのですが、テンポ・ルバート(自由に)が大切です。

ただしルバートしすぎると、ただの自己満足の演奏になってしまいます。これを防ぐためには、常に自分の演奏を録音して、客観的に聴いてみましょう。

⑤楽譜の指示の多様化

ロマン派以降は、曲想の指示である楽語が、ドイツ語だったりフランス語だったりしますが、これはインターネットで調べられるので解決できます。

もう一つ、アクセントやスラー、テヌート、メゾスタッカートなど、音楽表現の指示が多くなり、ゴチャゴチャした楽譜になっています。忠実に、楽譜の指示を守って弾きましょう!

作曲家がどうしてこの記号を付けたのか?記号には一つ一つ、意味があります。

元気な音、悲しい音、重い音?

具体的にどんな音を要求されているのか?一音一音、イマジネーションを膨らませながら、音楽表現を作り上げていきましょう!表現力こそがロマン派、印象派の醍醐味です!

⑥最大の難関は、ペダル!

ソナチネまでのご経験ですと、ペダルはあまり使わなかった、という方が多いかもしれません。

ペダルを使ってこそ、ピアノの音色の美しさが、最大限に発揮されます。

だからこそ、たとえ遊び弾きであっても、幼い時からペダルを使った響きを感じてほしい、と思います。

ペダルに関しては、最も指導が難しいところです。なぜなら、明確に「ここで踏んでここで放す!」と言い切れないからです。

もちろん楽譜には、ペダルを踏む記号、放す記号(※マーク)がついていますが、この表記が、実に曖昧で、楽譜によっても全然違う!

ぜひ一度、出版社の異なる楽譜で、弾きたい曲をじっくりと見比べてみてください。指づかいもスラーもペダルも違っていて、新しい発見があり、とても勉強になります。

もともと楽譜は、何百年も前に手書きで書かれたものを、校正したものです。コピーなんてない時代ですから、原譜を書き写す際のミスもあったでしょう。

しかも、当時のピアノを使用して作曲されているのですから、現代のピアノとは、残響が異なります。

さらに、どんなテンポで、音量で弾くかによっても、ペダルの踏み方は違ってきます。

少し踏むのか、半分くらい踏むのか、思いっきり踏むのか‥

ペダル自体のコントロールは、楽譜に書いていません。ペダルを使用する演奏者次第ということです。それほどにペダルは、非常に繊細で、感覚的なテクニックなのです。

強いて言うなら「ペダルは、耳で踏む」曖昧な表現ですが、どの音を響かせたいのか、美しいかどうかを、常に自分の耳で確認しながら踏みましょう。

難しく考えずに、美しい響きを見つけるために、まずはペダルを使ってみましょう!

もちろん、音が濁ることもありますが、タイミングよく踏めた時は、「あ、きれいに踏めた!」と実感できます。自ら奏でた豊かな響きに、きっと感動するはずです。

大人になった今こそ、憧れの曲にチャレンジ!

大人になった今こそ、憧れの曲に、チャレンジしませんか?

限られた時間の中で、弾きたかった憧れの曲を、いかに効率的、理論的に自分のものにしていくか‥

大人のピアノは、子供の頃のような、感覚や感情に頼った練習とは違い、一から計画的に構築していく楽しさがあります。

音楽の世界がますます広がり、より深く、ピアノを楽しんでもらえるはずです。

「エリーゼのために」から再開した生徒さんは、「きらきら星変奏曲」「悲愴ソナタ」「子犬のワルツ」「ノクターン」など、憧れの曲をどんどん弾けるようになっています。また、子供の頃、クラシックばかりで嫌だった‥という方は、今、米津玄師のヒット曲を弾いています。

ピアノの上達への近道。それは、誰かに聴いてもらうこと!

大人のピアノレッスンは、月2回30分レッスンで、オンラインや振替レッスンにも対応しています。

いつか弾きたい、を今に!ぜひお気軽にお問い合わせください。

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